
安倍首相は、国会で「消費税8%の影響が予想以上に長引いている」としながらも、次の「消費税10%へは予定とおりに行う」と答弁をしているようです。
URL:8%増税「落ち込み予想以上」=安倍首相http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160303-00000139-jij-pol
引用:
安倍晋三首相は3日の参院予算委員会で、2014年4月に消費税率を5%から8%へ引き上げた後の経済動向について「予想以上に消費が落ち込み、それが現在まで続いている。予想以上に長引いている」との見解を示した。
共産党の小池晃政策委員長への答弁。
:引用終了
URL:参院予算委 安倍首相、消費税10%「予定通り」http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160303-00000524-san-pol
引用:
参院予算委員会は3日午前、平成28年度予算案に対する2日目の基本的質疑を行った。安倍晋三首相は来年4月の消費税の10%への増税について「世界に誇る社会保障を次の世代に引き渡すためのものだ。リーマンショックあるいは大震災級の事態にならなければ予定通り引き上げる」と述べた。政界で広がりつつある増税先送りの憶測を改めて否定した形だ。
:引用終了
今年に入ってからというもの、アベノミクスにトドメを刺すかのように経済指標も良いところも見られず、政府がどうしても上げたい頼みの綱である株価まで当初から大幅に下げてしまっています。
なにより庶民の大半の感覚では「景気回復やアベノミクスって何?」という声が蔓延しています。
そんな中で、「消費税を10%にする」と言っていることに「この首相は一体何を見ているの?」というのが多くの国民の本音だと思います。
当の安倍首相は「リーマンショックなみの事態にでもならなければ予定予定通りに増税する…」と言っていましたが、これはすでにリーマンショック並みの暴落なのではないでしょうか?
また、これについては一年前に経済評論家の森永氏は「なにかしらの事故が起これば株価15000円まで下がってしまうかもしれない…」と言っていました。
↓約一年前の映像
現在の相場を見ると、まさしくその事故が起こっていると見るべきではないかと思います。
また、これらを安倍首相がもし本心で言っているのであれば、経済音痴というか感覚がズレ過ぎていると私は思います。
むしろ、株価がこれ以上下がってしまうようであれば、もはや、アベノミクスは完全消滅となることは必至です。
海外の経済学者も「消費税10%で日本は破綻する」との警告をしていることもあり、現状ではこのまま、消費税10%を断行してしまった場合のことを考えるととても心配になります。
ただ、消費税増税に関しては、現時点で”先送りする可能性”も残しています。
増税をいったんは持ち上げておいて選挙の直前に「消費税10%はやめる」といった見方もあり、選挙のポイントを稼ぐ作戦とも推察できますし、この辺は国民は慎重に見極めていく必要があるでしょう。
もし、選挙のために公約を破棄することになれば、多くの国民の気持ちをもて遊んだと見ることもできるので、それはそれでやり方としてはとても汚いですし、情けない限りです。
当然ながら、政府は慎重に経済を見極めていくべきですが、少なくとも現在はとても増税をするような時期ではなく。増税できる経済状況ではないとわたしは思います。
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